近赤外分析装置

近赤外分析は短時間で簡便に正確な多成分分析が行える非破壊分析法です。基本的な原理は、対象物に近赤外を照射して反射・透過した光を測定するというものです。また、分析作業に際して有害な化学物質や試薬を必要とするサンプル前処理の必要がないというのも大きな特徴の一つです。

SpectraStar 2600XT-RSpectraStar 2600XT-R

SpectraStar 2600XTSpectraStar 2600XT

SpectraStar 1400XTSpectraStar 1400XT

True NIRとは?

スペクトラスターXTはスペクトラスターXL同様、工場から出荷する全てのユニットがNISTトレーサブルです。NIST(米国立標準技術研究所)認証標準物質(Standard Reference Material ISO1920a)のスペクトル(図1)と、XTのスペクトルとが一致することでNISTトレーサビリティ(追跡可能性)を有しています。これがTrue NIRです。
すぐれた精度と正確性を有する特許回折格子、超冷却InGaAs検出器、最高の透過性光学レンズを採用することで(図3)True NIRを実現可能にしています。

True NIR

TAS (True Alignment Spectroscopy)とは?

横軸の波長の正確性を特長とするTrue NIRにTASは更に縦軸の吸光度の正確性をも保証します。このテクノロジーにより、ランプ交換後の検量線補正用のサンプルは不要になります。図2は各装置によるノイズレベルの比較です。

近赤外分析装置 ノイズレベル比較

SpectraStar XTの特徴

①全装置NISTトレーサブル(波長正確性の保証)
②高いSN比(吸光度レベルの正確性の保証)
680-2500nm:100000 1100-2500nm:125000
1500-2500nm:125000 2350-2500nm:100000
③スタンドアローン…日常分析ではパソコンは不要です
④操作が容易な17インチタッチスクリーン
⑤超冷却InGaAs採用
⑥2600nmまでのスキャニングは、芳香族やヘテロ環化合物の測定を可能にします
⑦3AUまでの吸光度が見られます
⑧本体にファン、エアフィルターがないのでメンテが楽です
⑨消費電力は僅か60W、ランプは5W長寿命
⑩1100~2500nmで15μAu以下

SpectraStar XTシリーズの主な仕様

 
SpectraStar 2600XT-R
SpectraStar 2600XT
SpectraStar 1400XT
波長範囲
680~2600nm
1100~2600nm
1400~2600nm
データポイント数
1920
1500
1200
全波長範囲の光学ノイズ
20μAu以下
20μAu以下
20μAu以下
680~1100nm
20μAu以下
N/A
N/A
1100~2500nm
15μAu以下
15μAu以下
N/A
1400~2500nm
15μAu以下
15μAu以下
15μAu以下
検出器数
2
2
1
防塵・防水性
IP52(オプションIP65)
検量線作成ソフト(UCal)
PLS及びMLR/判別ソフト
ISO12099対応
Animal feedstuffs, cereals and milled cereal products-
Guidelines for the application of near infrared spectrometry
OS
Windows 7 Pro embedded(マイクロソフトと直接契約)
ネットワーク
LIMS互換性、OPC対応、HDMIポート、USBポート×4
環境温度
1~40℃
環境湿度
相対湿度95%以下
寸法(W×D×H)mm
330×381×508mm(モニター付)・330×381×270mm(モニター無)
重量
22㎏(モニター付)・18㎏(モニター無)
光源
ハロゲンタングステンランプ 耐用時間10,000時間 ユーザーで簡単に交換可能
検出器
高性能超冷却 InGaAs
スペクトル分解能
0.5nmまで可能(通常1nm)
最大吸光度
3Auまで
測定時間
10~60秒
波長正確性
0.02nm以下(traceable standard reference materialに対して)
波長再現性
0.005nm以下